NASTA 宅配ボックス 貫通配達ユニットの使い勝手
北国に住んでいると、家のそとに郵便受けがあると特に冬なんかは寒い屋外に出なければならないし、かといって貫通型の郵便受けにするとそこから寒い外気が入ってくるという、アンビバレンツな悩みを抱えることになります。
そこで見つけたのが、貫通宅配ユニットという商品でした。
ポストと宅配便ボックスが壁を貫通していて、さらに屋内側は樹脂サッシ&ペアガラスで仕切られているため、外の空気はもちろん、防犯上も優れているという夢の郵便受けです。
結構高い買い物だったので使い勝手が心配だったんですが、思った通りに便利に使えています。
外観はこのような感じで、上側は普通の郵便受けになっており、大型の郵便もすっぽりと入ります。
アパートの郵便受けだとちょっと厚みのあるメール便なんかがきちんと収まらず、ぎゅうぎゅうに押し込まれたりしていたんですが、これだけ幅が広いと余裕です。
下側は宅配ボックスになっています。
それほど奥行きはないので、入るのは80サイズのダンボールまでですね。
内側には配達員さん用に、注意書きが貼られています。
と言っても配達員さんは最初、ここが宅配ボックスであることに気づかなかったので、一人ひとりに使い方を説明する必要がありました。
クロネコと佐川はそれで良かったんですが、郵便局の場合は事前に届け出が必要なのでもう一手間必要です。
こちらが家の内側からみたところ。
今回はたまたま、下の宅配ボックスに入る荷物だけ入っていて、入りきらない荷物については再配達の伝票が入っていました。
レアケースですが、先にヤマトさんが宅配ボックスを使ってしまって、後からきた佐川さんがボックスに入れられないようなことも稀によくありますね。
家の内部側は本当にペアガラスの窓のようになっているので、外から侵入するのはなかなか厄介そう。
多分、ここから入るくらいだったら、普通に窓を破って入ったほうが早そうです(^_^;)
しばらく使ってみた感想ですが、やっぱり家の中から郵便物を取り出せるというのは便利だし、ペアガラスで仕切られているため、玄関の中が寒くならないというのも良いな、と思いました。
宅配ボックスは容量的に、なんでもかんでも入るわけではないのでうまく活用できないケースもありますが、Amazonで細々としたものを衝動買いすることが多いので、80サイズで収まる郵便物が多く、概ね便利に使うことができています。
平日だけど休みで午前中寝ている時など、「チャイムを鳴らさないで宅配ボックスに入れておいてください」と付箋を貼って入れてもらうこともありました(^_^;)
結構高いのでよほど酔狂な人じゃないと買わないと思うんですが、結構便利に使えているので、もし北国で家を建てるならオススメしたい商品です。
食洗機があっても水切りかごは必要
わが家のプランではキッチンには標準で食洗機がついてくる仕様だったので、特にあまり考えることなく、そのまま標準仕様で決めることにしました。
食洗機のモデルは一番ベーシックな、R7シリーズの深型です。
パナソニック ディープタイプ(幅45cm) ドアパネル型 ビルトイン食器洗い乾燥機 NP-45RD7S (シルバー) R7シリーズ
- 出版社/メーカー: パナソニック
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容量的には62リットルもあり、家族6人分の食器が収まるとのことで十分なスペックです。
が、意外とこれが使いにくいんですよね。
というのも、鍋を入れようとするとすぐにいっぱいになってしまうし、その日使った物を全部洗えるわけじゃないのです。
そもそもわが家は夫婦二人暮らしなので夕飯で使う食器の量も大したことがないので、食洗機に並べて入れるだけの時間があったら普通に洗えてしまうというのも問題です。
なのでまあ、手のこんだ料理をして食器を使いすぎた日は食洗機を使い、それ以外の時は普通に手洗いすることにしたので、やっぱり水切りカゴは必需品なのでした。
ただ、水切りカゴも本当はあまり好きじゃないんです。
キッチンが広くなったとはいえあまり存在感があると料理の時に邪魔だし、まな板とおなじ平面上にあると食材が水切りかごの下にいつの間にか転がっていって、気づいた時にはカビが生えていたり。
そもそも水切りかごの、水を切った後の受け皿が白くカピカピに汚れるのも嫌なんですよね。
そこで、シンクの横にスリムにおくことができて、なおかつ受け皿が汚れにくいようなものはないかと探していたら、やっぱりあるんですね〜、いいものが。
この水切りかごのいいところは、食器から出た水がそのままシンクへとスムーズに流れていくところ。
これで厄介な水垢ともおさらばできます。
ワイヤーの間隔がちょうど良くてお皿もたたせやすいし、片側が低くなっているので鍋などの大物も置きやすいし、スリムなのにたくさん皿が置けるので非常に便利。
こういう良いものがあるのなら、食洗機はつけなくて良かったんじゃないかな、などと思ってしまいました(^_^;)
3Pコンセントで輸入家電が大活躍
キッチン自体にはあまりこだわりがなかったわが家でしたが、コンセントについては色々と注文を出しました。
まず一つ目は、キッチンにクッキングコンセントをつけること。
台所でミキサーなどの調理家電を使おうと思っても、思い通りの場所にコンセントに歩かないかで、使い勝手が全然違うんです。
前に住んでいたアパートでは背面の壁の、床近くにしかコンセントがないので本当に厄介でした。
クッキングコンセントは手元のすぐ下にあるのでケーブルが邪魔にならないし、水が入っていかない形になっているので、ちょっと高いオプションでしたが、つけて良かったと思っています。
さらにもう一つ、背面収納のカウンター上にもコンセントをつけてもらったんですが、これはアース付きの3Pコンセントにしてもらいました。
(ちなみに、電気屋さんが間違えて普通のコンセントにしていたので即座にやり直ししてもらいました。大工さんがしっかりした人でも電気屋さんは別の人なので、コンセントまわりは要注意です)
3Pコンセントにした理由は、輸入調理家電を使うことがあるから。
アメリカでは台所周りに使う家電は全てアースが必須なので、一般的な2Pコンセントだと使えないんです。
アダプタをつければ使えなくはないものの、アダプタごとコンセントから外れてしまったりして危ないので、新築を機に3Pコンセントをつけてもらうことにしたんです。
わが家で一番活躍している調理家電は、ANOVAの低温調理機です。
Anova Culinary Precision Cooker Bluetooth対応 800ワット Black PCB-120US-K1 [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: Anova Culinary
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この棒をお湯につけておくと、お湯の温度を好きな温度で一定に保つことができます。
そうすることで、例えばローストビーフなどでは、肉が硬くなってしまう一歩手前のところで保温することで、しっとり柔らかに仕上げたりできるんです。
外側だけ焼いて中まで火が通るのを待つのは、元々の肉の温度や重量、厚みなどなど、いろんなパラメータがあっていつでも同じ仕上がりにするのは非常に困難。
でも、これを使うとジップロックに食材を入れて、お湯に入れてしばらく待つだけで全く失敗なく、美味しい料理ができてしまうんです。
最近マイブームなのが、牛すじや牛スネ肉を使ったカレーです。
圧力鍋を使うとスジはトロトロでも肉がパサついたりするのでなかなか難しく、そのせいか、スーパーでも結構お得な値段で買うことができます。
低温調理機を使う場合の手順は簡単で、朝起きてご飯の用意をしている時に、ついでにカレーの材料を全部切って(ルー以外)ジップロックに入れるだけ。
水も既定の分量を入れて、あとは香り付けにローリエなどのスパイスや、ニンニクと生姜のチューブ、ブイヨンとコンソメも入れて空気を抜きながら閉じます。
あとは鍋にANOVAをセットして、79℃にセット。
この中にジップロックを入れて、蒸発防止にラップで蓋をしたらあとは夕飯の時間まで放置しておくだけで準備は完了です。
夜になったらジップロックの中身を鍋に移して20分煮て、ルーを加えて10分煮込めば、牛すじトロトロ、スネ肉ホロホロのカレーの出来上がりです。
火を使わないから長時間放置していても安心だし、一定の温度を保つので食中毒の心配もないし、いいことづくし。
手軽で簡単にプロ級の美味しい料理が作れちゃう低温調理機、オススメですよ(^^)/
ノーリツのクックボックスを買いました
わが家のキッチンはパナソニックのラクシーナです。
コンロには特にこだわりがなかったので標準モデルにすると、ノーリツ/ハーマン製の「ファミ オートタイプ」になりました。
標準モデルなのでリンナイのデリシアシリーズのような多機能さはありませんが、コンロ調理タイマー(セットした時間になると自動で火が消える)や、温度調整機能(セットした温度を維持するよう自動で火力を調整)などの機能がついていて、かなり使いやすいと感じています。
特に便利なのが温度調整機能で、揚げ物を作るときに重宝しています。
これまで揚げ物をするときは、鍋についている温度計(しかもあまり正確でない)を見ながら微調整していたんですが、忙しいと気が回らなくなって熱くなりすぎたり冷めてしまったりしていました。
それが自動で170度なり180度を維持してくれるようになると、仕上がりが全然違うんです。
ポテトチップみたいなシンプルなものでも、アパート時代に作ったものとは別物のように美味しくなったのでびっくりしてしまいました。
一方、新しいコンロで使いにくいのが魚焼きグリル。
庫内を汚すのが嫌でしばらく使っていなかったんですが、試しに鮭の切り身を焼いてみたら、受け皿に焦げがこびりついて全然とれませんでした。
前に住んでいた家のコンロはリンナイで、魚焼きグリルは黒くコーティングされていて良かったんですが、ノーリツのグリルは銀色で、ガードが甘い気がするんです。
困ったと思った時に思い出したのが工務店の担当者の一言です。
施主検査のときにキッチンを見ていたら、
「このキッチンのグリルにはクックボックスというものがついていて、簡単に料理ができるんですよ」
と言っていました。
結局それは担当者さんの思い違いで、オプションで選ばなければついてこないものだったんですが、思い出したついでに買ってみることにしました。
クックボックスが届いて早速作ったのが、赤魚のアクアパッツァです。
冷凍の赤魚が安かったので、自然解凍させて鱗をとって飾り包丁を入れ、塩をふっておきます。
にんにくを潰してクックボックスの下に敷き、その上から赤魚を置いてオリーブオイルをかけ、まわりにミニトマトと、皮ごと食べられるじゃがいもを並べます。
それからグリルに入れて強火で10分。裏返して*1弱火で10分焼いて完成!
赤魚の身が厚くてクックボックスの蓋が半開きになっていましたが、特に問題はないみたいです。
魚の中までしっとりと火が通っているし、簡単でとても美味しく仕上がりました。
問題だった焦げのこびりつきも解消されたし、クックボックスはノーリツのコンロになくてはならない必需品なんだなあ、と思いました。
後日ステーキを焼いてみましたが、重い重いスキレットを使わなくても、簡単に美味しく焼けてしまったのでびっくりしました。
蓋があるおかげで庫内への飛び散りも少なく、火加減も自在でレアからウェルダンまで自由に焼き上げることができて良かったです。
*1:上下から炎が出るので、裏返すのは焼くためというよりもオリーブオイルに両面をひたすためです
オーバーフロー管にカバーをつけてもらいました
家が完成してからもう何ヶ月も経つんですが、ひとつだけ手付かずだったところがありました。
それは、バルコニーにあるオーバーフロー管です。
オーバーフロー管とは、バルコニーにある排水溝が万が一詰まってしまった時に、家の中に水が侵入しないよう、床に近い壁面に開けた穴のこと。
このように塩ビパイプが通っているだけなんですが、これがないとバルコニーがプールみたいになってしまう危険があるので、保険の意味でもつけておいた方が安心だと思います。
ここまでは注文通りだったんですが、これを外から見ると、家から灰色の塩ビパイプが突き出ているんですよね。
工事中みたいでカッコ悪いからなんとかして欲しいと頼んだところ、あとで大工さんに頼んで白く塗ってくれるとのことでした。
ただ、それでもあまりカッコいいものでなさそうな気もします。
探してみると、オーバーフロー管につけるカバーがあったので、これを買ってつけてもらうことにしました。
これだと外壁の色に合っているので、悪目立ちしなくていいかな、と。
塩ビパイプが出ているのに比べたら、ずっといいですね。
これで会社にやってもらうことは全て終了。
あとは何かあっても全部自分たちでやらなきゃならないと思うと、なかなか気が重いものがありますね(^_^;)
庭にハーブな絨毯を敷き詰めました 〜ローマンカモミール編〜
庭にハーブな絨毯のクリーピングタイムを敷き詰めてから一週間たちましたが、残るローマンカモミールはなかなか発送されません。
電話で尋ねてみると、根の伸びがいまいちで、なかなかシート状にならないので、もう少し待って欲しいとのこと。
植え付けは10月でも全然大丈夫とのことですが、まだ根付かない弱いうちに霜が降りてしまったりしたら嫌だなあ、と思い、やきもきされられる日々が続きました。
そうこうしているうちにクリーピングタイムを植えてからちょうど一ヶ月がたち、ついに発送の連絡が入りました。
しかしその週末は、台風19号が日本に上陸する日!
なんという日に送ってくるんだ! と震えました。
ハーブな絨毯が届いてすぐに植え付けができない場合の対処法も伺ったのですが、とりあえず、ダンボールに入ったままの状態だと蒸れて腐ってしまうので出した方がいいとのこと。
さらに、ロール状に巻かれているままではストレスなので、できれば植え付ける予定地に(シートを剥がさないまでも)並べておいた方がいいとのことでした。
いう通りにして台風が通り過ぎるのを待ちましたが、強い風でハーブ絨毯が飛ばされてしまわないかと心配でした。
幸い、北海道は台風の影響があまりなかったのと、ハーブな絨毯自体の重量がかなりあるおかげで飛ばされずに済みました。
翌日は台風一過で素晴らしい青空だったので、早速作業に入ります。
今回は前回の教訓を生かし、土を掘り出さずにスコップで起こすだけにして鹿沼土を混ぜ込んで、ふっくらしたところにハーブマットを敷いて踏んで押し固めるだけにしました。
その際の注意点は、マットの端っこが外気にさらされていると根が痛むので、周りは土で埋めてやる必要があること。
作業が大体終わったところで、実際の作業の様子を紹介します。
前に植えたクリーピングタイムと合わせて、ほぼほぼ庭の全面をカバーすることができました。
赤っぽいタイムに比べてカモミールは鮮やかな緑で、いい感じに変化がついて満足です(^^)
さて、ハーブな絨毯を裏返すと、このように防草シートが張り付いています。
一気に剥がそうとするとバラバラになってしまうので、半分に折って、端っこの方から慎重に剥がしていきます。
剥がした部分はさらに半分に折って地面に戻し、今度はシートがついたままの部分を折り返します。
再度端っこからシートを剥がして完了。
確かに言われていた通り、ローマンカモミールは前回のクリーピングタイムと比べてバラバラになりやすく、結構気を使って疲れました。
植え付けてから一ヶ月経ったクリーピングタイムは、しっかりと地面に根付いて立ち上がっていました。
ここまで育てば冬も超えられるかな。カモミールもうまく根付いてくれるといいなあ。
庭にハーブな絨毯を敷き詰めました 〜クリーピングタイム編〜
わが家の庭のグラウンドカバーには、ハーブな絨毯を使うことに決めました。
ハーブな絨毯とは、マット状に密集させて育てたハーブで、ロール状になっているものを敷き詰めるだけでグラウンドカバーになってしまうという素敵な商品です。
ハーブは積雪にも強く、北海道ではぴったりのグラウンドカバーなのですが、種や苗から育てて庭いっぱいに広げようとすると大変なので、いきなり敷き詰められるこのような製品があって助かりました。
早速注文してみると、苗の生育状況に合わせて発送するため、クリーピングタイムはすぐに発送できるものの、ローマンカモミールは少し時間がかかるとのことでした。
やっぱり生き物なので、管理に気を使うんですね。
こちらとしても、一度にたくさんの作業ができる自信がなかったので、分割で発送されてむしろラッキーでした。
土日に作業したかったので、金曜日に送ってもらって土曜日の午前中に届けてもらい、作業開始です。
重いダンボールが5個、どどんと到着。この中に2巻ずつハーブマットが入っています。
これを地面に敷く前に、鹿沼土を混ぜ込みます。
- 出版社/メーカー: 刀川平和農園
- 発売日: 2013/03/14
- メディア: Tools & Hardware
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商品が到着する前に植え付けマニュアルがメールで送られてきたのですが、ハーブはもともと痩せた土地に育つものなので栄養に関してはあまり気にしなくていいものの、水はけをよくしないと根腐れを起こす危険があるとのこと。
そこで、土に軽石を混ぜ込むことで通気性を高める必要があるんです。
農作業に使える道具は雪かき用の鉄のスコップしかないので、これで土を掘り起こして鹿沼土を混ぜました。
ハーブマットは結構な厚みがあるので、地面を5cmほど掘り下げてハーブマットの上面が地面と同じレベルになるようにしたんですが、水はけを良くしなければならないことを忘れていました。
ハーブマット部分を掘り下げてしまうと水が溜まってしまうので、むしろ盛り上げるべきなんですよね。
なので一旦脇にどけた土をまた入れ直したりして、かなり大変な作業になってしまいました。
慣れないスコップ使いで手の皮は剥けるし、腰は痛くなるし、終わってから一週間はまともに歩けないほど。
普段の運動不足がたたってしまいましたが、庭の出来栄えは満足するものになりました。
敷き詰めた後はしっかりと踏んで地面と馴染ませるのですが、そうするとタイムの良い香りが広がって最高です(^^)
うまく育って、庭全体を覆い尽くすほどに広がるといいなあ。